こんにちわーTAIです。
SPOKANEは、すっかり寒くなりました。
さぁ今回は前回に引き続き古いカタログ紹介の続きをしたいと思います。
まずは古い写真から。
古いですね~なんてったって白黒ですもんねー
エリックにこれどれくらい前かな?って聞いたら50年前くらいじゃね?て言ってました。
そこで注目していただきたのがこちら。
日本で復刻したモデルRETRO OXFORD!!
50年前くらい前のモデルを復刻させたのか!!
古い新聞がありました。
日付を見ると1961年4月12日水曜日の新聞だ!!約60年前!!!
その新聞にWHITE’S BOOTSの古い広告が出てました!!
このアーチイーズの絵はいまだに現役で使われてます笑
それにしても隣の広告のタイヤ安いな笑
もっと古いものはないかなーと探していると
出てきました。小さい手のひらサイズの冊子。
いやー年季入ってるなーたぶんこれは見た感じ60年以上前だろうな~
その中のひとつの冊子にありました。今回紹介する最古のモノ。
こちら。よく見てみると
1930年って書いてある!!
ってことは?!90年前???!!!
1930年ってなにがあったかって、アメリカでは大恐慌がはじまった年ですよ。
日本では二・二六事件の6年前ですって。
これはヤバイ!!!お宝発見だ!!!!
これは素手で触っていいものなのか?!
恐る恐る中を見てみると、
あった、SMOKE JUMPER。
ん?これSMOKE JUMPERか??
ソールはダイナイトソールみたいだぞ???
さすがに90年前ということで仕様が違うのかそれとも別のブーツなのか???
このモデルの名前が書いてないぞ?
それもそのはずSMOKE JUMPERって名前が付いたのはだいぶ後のお話だし
1930年ごろはまだ消防士さんたちにも認知されてなく、
ホントにロガーの人たち向けだったんだな。
でもこのソールでロガー??なぞは深まるばかりです笑
っていうか値段!!!
めっちゃ安い!!6インチのSMOKE JUMPERで$10.00!!!
こんな値段なら毎週買っちゃう!!!!!
冷静になると90年前の当時のレートだとこれでも高かったのかな?
この頃の$1って今の価値に換算するとどれくらいだったんでしょうね??
全然想像がつきませんね。
つづいてはこちら。
いつの写真だかわかりませんが職人の服装から察するに40年前~50年前くらいだそうです。
この写真で注目してほしいのは、古さじゃなくて職人がみんな同じユニフォームを着ていること。
この赤いガウンは昔の職人たちの公式ユニフォームだったんです。
ぼくが初めてWHITE’Sに来た7年前におじいちゃんの職人がひとりだけこのユニフォームを着ていたのを見たことがあります。
もう今は退職されていますが。
このユニフォームはかなり古いんで写真に残っていること自体貴重なんですって。
もう1枚このガウンを着た職人の写真があったので見せてもらいました。
白黒ですね。
エリックはこの写真をなんだか感慨深く見ていたので、知ってる人?って聞いたら
なんとそれもそのはず、この左の方はエリックのお父さんで僕らも大変お世話になった先代の社長のゲイリーさん。
右の方はちょっと名前は忘れちゃったんですけど、エリックがWHITE’Sで働き出した18歳のときにいつも釣りに連れて行ってくれたりした公私ともにお世話になったやさしい職人さんだったそうです。
なんだかいいですね~
この職人たちの熟練の技術が何代も何代も積み重なって今WHITE’S BOOTSで働いている職人たちに受け継がれていってるんですね~
いつか僕が誰かにこの技術を教える日がくるのかな~まぁ僕もまだまだなんですけどね笑
あと今回1番感動したのがこちら。
よくあるブーツの輪切りの写真じゃんって思うんですけど、
ただこのカタログは50年前のもの。
自分で言うのもあれなんですが、
僕も6年以上WHITE’Sで働いているんでこの断面と文面を見ただけで分かるんですけど、
今とその50年前のもの作り方がまったくもって変わっていないってことがビックリでした。
さすがに創業時の160年前からするとちょっとはマイナーチェンジされてるとは思うんですけど、
それでも現代まで160年の間技術が職人から職人へと受け継がれて、
形も作りも変えずに存在しているってやっぱりすごいな!!って改めて思いましたね。
またなにか歴史深いものとかお宝発見したらこちらで紹介したいと思いますのでお楽しみに!!
でわまた!