前回は自分のブーツをソールを剥がすところまでご紹介しました。
今回はその先の新しい革のパーツをミシンで縫い付けるところまでご紹介します。
あくまで修理なのでクオーターと呼ばれる部分は必ず残さなければなりません。
だから今回のリビルドでもこのクオーターのベージュを残してそれ以外の黒い革を変更します!
もしクオーターも変えられたらそれは新品と同じですからね 笑
まず黒い部分のヴァンプとカウンターを取ってもらいます。
そうするとベージュの色のパーツだけが残ります。
愛用していたブーツがこんな姿に・・・みたいな感情がまた湧いてきました・・・気を取り直して作業を続けます!!
新しいパーツの革をカットしてもらいました!
今回は全部同じ革にして一色の明るい色にします!革はラフアウトのサンドというカラーです。
やっぱり同じ革でも3年使用しているものと新しいものでは全然違いますね。
ここからが僕の出番です。このバラバラになったパーツを全部縫い付けます!
師匠から『自分のブーツを自分でリビルドするんだから失敗してもだれにも文句言えねえな!』
なんて冷やかされましたが、これは『失敗すんじゃねーぞ』という裏の意味を感じました・・・
プレッシャーを感じつつもいつも通りやれば大丈夫!!と自分を落ち着かせました。
まずクオーターとヴァンプを縫います。
普通この辺の作業では、専用の”のり”を使って固定させてから縫うんですけど、
僕の師匠直伝の『のりを使わない縫製方』を教え込まれているので問題無し!
この部分だけじゃなくて今回の縫製には一切使いません!
思えばもう1000足近く縫ってるので慣れました!
リビルドでむずかしいのは出来るだけ前のステッチの穴を生かして見た目がキレイになるように縫う事なんです。
うまく出来ました!!ベージュのラフアウトのに白のステッチなんで見にくいと思いますが。。。
思っていたより記事がながくなりそうなんで続きはまた今度にします!
お楽しみに!