こんにちは。TAIです。
今週は前回からの続きの記事になりますね。
前回はムキムキダスティンを紹介しましたが、ダスティンがムキムキってことは紹介できたけど
お仕事の説明をしてなかったので今回はその辺を記事にしたいと思います。
この機械がなんだかわかりますか??
一見するとなんだかSTAR WARSに出てきそうなカワイイロボットみたいな。
ただもっと近くで見てみると・・・・
全然かわいくない。。。
よく見えないですけどここにはとんでもなくぶっとい針が2本付いていて
靴のウエルトとソールを一気に縫い上げるステッチダウンの機械なんです。
って言われても靴の製造の仕組みなんて見たことないからよくわかんないですよね〜
そんな方は是非こちらの動画を見てみてくださいね。
https://www.instagram.com/p/BbVBd_yHkr5/
動画見ていただいてお分かり頂けたかわからないですが
このミシンは色々なところがガチガチ複雑に絡み合って動いているのです
そのため毎日のメンテナンスが欠かせません。
ちょっとでも怠るとすぐヘソを曲げてしまって上手く動かないんです。
こうやって毎日毎日ミシンと格闘しております。
なんでそんな扱いにくい機械なの??って聞かれそうですが
お答えしましょう。
ズバリこのミシンとっても古いんです。
なんとWHITE’Sで使っているのは御年70〜80歳のとってもおじいちゃんな機械なんです。
なんでそんなおじいちゃんな機械使ってるの?
実はこの機械はずいぶん昔に廃盤になってしまいもう製造されていないのです。
だからとても高価で壊れても何度でも直して使い続けていくんですね。
高価ってどれくらいかって言うと、おそらく1台の値段は国産車が新車で買えるくらい・・・
そんな高価な機械・・・僕が触っていいので??
なんて最初は緊張してましたがもう今では、朝のおはようの油指しから
また明日のお掃除まで、もうべったりで恋人感覚です笑
そんな風に大事に扱ってるとだんだんと音や振動から
どこが調子悪いかなんてのが少しづつ分かってきました。
機嫌が悪くなってもスウィートスポットをコチョコチョっっとしてあげると機嫌がよくなったり。
でもダメな時は1日中へそ曲げてたりととっても人間臭いマシンです。
このミシンで作業を1日中しているダスティンの手はマメだらけ
もうボコボコです。
すごーく太い糸を使って縫ったりとか、こーやってブーツを回すのに
すごく力も使うから手はもうボロボロになってしまうんですね
僕なんかまだまだ革がむけた程度笑
それでも1日50〜60足縫っただけで直後は・・・
手いた〜〜い涙
ダスティンに一体何足縫ったらそんな手になるの?と聞いたら
10万足は縫わないとだなって言われちゃいました。
やっぱり修行に近道はありませんね。
日々鍛錬です。
ではまた。