衣替えの季節となり我が家も夏物から秋冬の支度をする最中、
下駄箱においてあった1足のブーツが目に留まった。
REDWING #875 赤茶。(私物)
思い返せば筆者が18年前、大学生時代にアルバイトで貯めて購入した1足。
当時は今のようにネット環境が潤沢ではなく、皆こぞって雑誌を購入しその情報を頼りに
ショップへ足を運ばせる時代だった。
筆者自身は、九州の片田舎にて青春時代を過ごしておりショップへ足を延ばす事が出来ず。
当時の連載されていた雑誌を、暗記するかのように熟読しては憧れを抱いていた。
そんな思い出に浸っているとついついLEVI’Sのデニムをひっぱり出して履いてみる。
残念ながらお腹の空気は思い切り吸い込んでますけども。
なんとも懐かしく当時のREDWIGを愛する著名人や、日本中の男子たるものを魅了した組み合わせではないだろうか。
※画像はREDWING #8875 IRISH SETTER 6’MOC ORO RUSSET #875 6’CLASSIC MOC ORO LEGACY 共に¥37,900+TAX)
REDWING #875 IRISH SETTER
#875の長い歴史の中に、一時的にレザーの色合いが変わった時期があった。90年代初頭から半ばにかけての約5年間。
元々オレンジがかったブラウン色のレザーが、この期間、赤みの強い「赤茶色」になったそうだ。
この時期は、日本市場で#877を含むレッド・ウィングの人気が急速に高まった時期に重なり。
本国アメリカで1996年、レザーの色を本来のオレンジがかったブラウンに戻すことになった時、日本市場のみは、
大いに高まっていた人気を維持するべく、それまでの「赤茶色」の#877、#875を別の品番(#8877、#8875)を持つ別の商品として、継続して販売することになったようだ。
歴史を辿る事で、より一層の興奮と思いが駆け巡る。
今回のREDWINGは1980年代を彷彿とさせるシュータン裏の犬タグからシューズボックスに至るまで
当時憧れを抱いて買いに行った学生時代を思い出させる!!
90年代ファッションが再燃している最中、どうしても求めるモノが同じになったとて、
履く方、使用用途でも多種多様な表情を魅せるREDWING。
憧れを履きこなし、その次の世代への憧れの対象となるべく筆者も履き続けるのであった。