先日、10年来お世話になっている先輩の家に遊びに行ったときに「俺、もう履かなそうだからセッターいる？」と聞かれ
棚ぼたでGETしたこの逸品なんですが、そのとき先輩が「ソールだけ交換したほうがいいと思うよ。」ってアドバイスをくれたんです。
でもご覧の通りで、減りも少ないし、履いてみたらそんなに固くもなってない。

そこで「なるほど。『汚れたブーツは似合わないよ』って事ね!!」
という勝手な解釈が出来たので今回はご自宅でも出来るソールの汚れや黄ばみ取りのお手入れ方法のご紹介です。
用意して頂くモノは【紙ヤスリ】と時間と根気!!

まずはホームセンターなどでも手に入れる事が出来る#40~#80(数字が小さいほど目が粗くなります。※今回は#80を使用)
の紙ヤスリを下の写真の様に約2.5cm幅にカットします。
※家庭用のハサミだと刃に良くないので定規などでおさえて裂くと良いです。

これで準備は完了です。
あとは下の写真の様にウェルトぎりぎりでアウトソールとミッドソール（中板とも呼びます）を白い層が見えるまで薄く削ります。
※粉が大量に出ますのでベランダやお庭など屋外での作業をお奨めします。
ここからの作業で使うのがヤスリと一緒に用意して頂いた【時間と根気】です!!

ヤスリで擦る時に注意して頂きたいのが縦や円で擦らず、ソールに対して前後に擦ると
生産時に職人さんがでっかい高回転するヤスリで削って出来たミルフィーユの層の様な独特な風合いも活きてきます。

で、2時間近く使いましたが、完成しました。
あまりやりすぎても違和感が出るので落ちにくい部分はホドホドに諦めて（注：結構しんどかったからではありません。）
ソール全体をまんべんなく擦ってあげると、良い感じの使用感を残しつつで自然な雰囲気に仕上がりました。

これからも大事にガツガツ履かせて頂きます!
そして2足目、3足目もお待ちしてます。
先輩Jさん、ありがとうございます!!

ちなみに、当店でのリペアサービスでクリーニング(￥600+TAX）としてもお承りしております。